2019.02.02
豊田ものづくりブランド認定企業紹介⑨ 【株式会社ニットーセイコー】
技術と技能を融合したものづくりをしていきたい
試作用部品、生産用治工具、治具部品と金型部品の製造・販売を行っているニットーセイコー。主に大手自動車部品メーカーと取引をしています。治具とは、加工や組み立ての際、部品や工具の作業位置を指示・誘導するために用いる器具で、その精度が、出来上がった製品の品質に大きく影響します。治具の設計から加工、組み付けまで一貫して行う同社のこだわりは、「最後は人の手で仕上げる」ということ。「人の手によって魂を込めることで、素晴らしい製品ができる」と言います。機械化の進む現代においては治具の大部分を機械で作ることができますが、最後の磨きの工程だけは人の目と指で確認しながら細部まで調整することで、極限まで精度を高めています。技術を継承し、さらなる発展を遂げるため、職人の育成にも力をいれているニットーセイコー。機械による「技術」と、人の手による「技能」を融合したものづくりをしていきたいという熱い思いが、とよたのものづくりを支えています。